tekowanekoです。
ご訪問ありがとうございます。
皆様は平野レミさんをご存知ですか?
引用:WEBザ・テレビジョン
平野レミさんは、シャンソン歌手の傍ら、料理愛好家として活動され、レシピを紹介されています。
今回は、そんな平野レミさんの料理に対する理念や、料理についてご紹介していきたいと思います。
■平野レミさんの料理に対する3つの理念
まずは、平野レミさんの料理に対する3つの理念についてまとめたいと思います。
好きなことを見つけたら徹底的にやれ
これは料理の理念だけではありませんが、お父様から受け継いだ大切な言葉なのだそうです。
ちなみに平野レミさんの旦那様もこの理念を大切にされていました。
「好きなことを見つけたら、徹底的にやれ」という理念は子育てにも反映されていて、
『長男が、大事なテスト前日に「お母さん、ギターが欲しいんだっ!」って目をキラキラさせて相談してきて。さすがの私も、「ええーっ、今?それどころじゃないでしょ」と止めかけると、夫は「いやいや、ここは黙ってあいつの好きにさせよう」と言ったの。あのとき、ああしろ、こうしろと押しつけてたら、長男は音楽の世界へいけなかったかもしれません。次男にしても、進学や留学もすべて自分で考えて選んだ道だから、今の人生になったのでしょう。』
というエピソードもあったそうです。
「好きなことを見つけたら、徹底的にやれ」は、料理にも反映されているそうです。
「おいしい」は楽しく料理は形より心根
こちらは料理に対して、平野レミさんの考えている大切な理念となります。
平野さんが、料理のお仕事をするようになったのは、主婦になってからのことです。
しかし、もともと食に関心の深い両親の影響で、子どものときから料理は大好きだったそうです。
『畑からもぎたてのトマトをかじり、土から掘りたてのお芋を焼いてほくほく食べる。自然の素材を五感で味わう喜び、それが私の食の原点なんです。』
ともおっしゃっています。
一方で、料理の腕を磨いてくれたのは、夫や子どもたちだそうで、自己流で作っては、毎日テーブルいっぱいに料理を並べていたそうです。
『夫は新作の料理から食べて「これはコクがあっておいしいね」とか、必ず感想を述べてくれました。「マズい」の言葉は一度もなく、難があっても「少しばかり塩が足りないかな」とか。だから「じゃあ今度はもっとおいしくしよう」って私は腕まくりしちゃうわけで、夫にうまく乗せられちゃったみたい。だから世のお父さんたち、おいしい料理を食べたいなら、褒め上手にならなきゃ損ですよ。』
美味しくなくても「マズい」と言わず、アドバイスをする旦那様も、そのアドバイスを受け入れる平野さんも素敵ですよね!
また、こんなこともおっしゃっています。
『忙しい日は、焼くだけ、ゆでるだけで十分。サラダだって野菜を手でちぎっただけでも、野菜の味がしておいしい。そんなふうに発想をラクに変える「お腹の底から幸せになるレシピ」を、みんなに教えてあげるのが私の喜びなんです。ついこの前も街で若い人が「レミさんのレシピ、超簡単でおいしかった!」と言ってくれて、うれしかったなあ。料理は形より「心根」が大事。いやいや作るとそんな味になってしまう。「おいしくな~れ」と想いを入れて作ったものを食べると、元気になるの。ホントよ、試してみて。』
平野レミさんの、『焼くだけ、ゆでるだけのみならず、野菜をちぎるだけでも良いんだよ』という考え方、素敵だとは思いませんか?
「ベロシップ」をする
平野レミさんは、料理をする上で、「ベロシップ」が大切だとおっしゃっています。
「ベロシップ」とは、味覚を育てることなのだそうです。
『とにかく子どもが幼いうちは、がんばって家でごはんを作って、ベロを育ててあげることが大切。「ベロ」は「味覚」のことね。ベロの味覚を、しっかり育てておくと、離れて暮らしていても、ちゃんと家族はつながれるから。スキンシップも大事だけど、「ベロシップ」がすごく大事なんですよ。このあいだ長男の家でごちそうになったとき、樹里ちゃん(女優の上野樹里さん)が作ってくれたステーキが、たっぷりのっけたニンニクのカリカリな焼き加減も、手作りソースも、私の味そっくりで驚きました。次男の家でいただく料理にしても、同じく私の味。息子たちに料理を教えたことはないけれど、彼らのベロに私の味がしみてるのね。お嫁さんが息子たちの好きな味で料理して、孫も私の味で育って、つながる。これぞ家族のベロシップよ!DNAで人はつながっていますが、家庭の味もまた「食のDNA」として受け継がれるものだと気づいたんです。テレビ番組で紹介して有名になった「牛肉とトマトのぐちゃぐちゃ煮(通称“牛トマ”)」。ご存じの方もいるでしょうけど、番組で包丁を使わずに完熟トマトを手で潰したら、視聴者から苦情が殺到したのよ(笑)。この“牛トマ”は、もとはアメリカ人の祖父の大好物で、それを祖母が作り、父から私、息子と嫁、孫へと伝わり、5代続いています。だからこの“牛トマ”を作っているとき、私は祖父や父の存在を感じるし、私がいなくなっても孫たちは“牛トマ”を食べると、私を思い出すでしょう。料理のなかに家族が生きている。そんな味を一つでも持っていると、ベースがしっかりして、安心して生きていけるんです。』
包丁を使わずにトマトを手でぐちゃぐちゃに潰すのは、確かに料理番組としては異様な光景ですよね…私も想像したら、手で潰したの!?とびっくりしちゃいました(笑)
でも、包丁やまな板を使わずに簡単にずぼらなやり方で料理する姿は、主婦や共働き・子育て世帯の方々が、勇気付けられるんじゃないかな、と感じました。
平野レミさんの理念をまとめると、
- 好きなことは徹底的にやれ
- 「おいしい」は楽しく料理は形より心根
- ベロシップを大切に
となります。
■平野レミさんの料理で料理の悩みが解決!
平野レミさんの料理のメリットは、
・料理は繊細ではなく豪快でも良い
・主婦目線で作られているので食材がシンプル
というところです。
プロフィールにも書いていますが、私は年少と0歳の姉妹の子育て真っ盛りで、更に長女は超偏食のため、基本は大人と別メニュー…。
・1品に時間をかけるなんて不可能に近い
・品数を作らないといけないというプレッシャー
・栄養バランスを調えなければという焦り
・なりふりかまって料理をしていられない
といつも頭を悩ませていました。
そんな時に偶然平野レミさんの『牛トマ』について書かれた記事を読みました。
今のレシピには、湯剥きしたトマトを包丁で刻むと書いてあるものの、初めて料理番組に出演されたときには手でぐちゃぐちゃに潰したそうです。
私も家族のためだけならじゃがいもやゆで卵を、使い捨て手袋をつけて手で潰すことがあるので、料理番組としてはナシだなぁと思いましたが、やり方としては共感できる部分もありました。
ただ、平野レミさんの料理のしかたは、豪快すぎて食材を大量にこぼしてしまったりオーバーリアクション気味なので、もう少し落ち着いて料理すれば良いのかなと思います(笑)
■平野レミさんのノリノリパスタを実際に作ってみた
ノリノリパスタ
引用:レミパン
準備をするもの(2人分)
- パスタフェデリーニ1.4mm
140g - 焼きのり全形
3枚 - A
- 和風だしパック
1袋(8g) - 水
カップ3
- 和風だしパック
- B
- バター
30g - しょうゆ
小さじ2
- バター
- 水菜
適量(20g) - ゆずこしょう
少々
作り方
1
A、パスタ
Aを強めの火にかけ、沸いたら
半分に折ったパスタを入れる
4分経ったところでだし袋をとりのぞく
2
のり
のりを細かくちぎりながら加え、
かき混ぜて溶かす
3
水分がなくなったら、
Bを加え、火を止める
4
水菜、ゆず胡椒
水菜を混ぜて、器に盛り、
ゆず胡椒をつけながら食べる
包丁やまな板を使わずに、材料さえあればすぐに作ることができました!
私は、平野レミさんのプロデュースした「私の和だし」の代わりに、ずぼらかつおだし(ずぼらなかつおだしの取り方はこちら)と、たまたま干し椎茸と昆布があったので適当にだしを取っておいて作りました。
また、水菜を買い置きしていなくて、代わりに混ぜられそうな野菜が無かったため、水菜は入れませんでした。
また、水菜が入らないので味が濃くなってしまったため、ゆず胡椒の代わりに一味唐辛子をかけて辛味だけを補いました。
ノリノリパスタはたんぱく質が足りないので、生の卵黄や温泉卵でユッケ風にしたり、ツナ缶やゆで豚なんかを乗せるのも良いかなと思いました。
また、野菜も冷凍野菜をパスタとともにゆでるのもアリだと思います(^-^)
ちなみに、冷凍野菜も手作りしておくと、安くて手軽に使えるので便利ですよ。
■平野レミさんのノリノリパスタを食べてみた感想
平野レミさんのノリノリパスタを実際に食べてみた感想です。
行程がシンプルで味付けもだしとバター醤油のみなので、どんなお味なのかワクワクしながら食べました(^-^)
だしとのりの風味が良く優しい味なのですが、バターのコクであっさりしているのに飽きのこないパスタでした!
クセの無い水菜をこれに和えるのは正解だなと思いました。
シャキシャキとした食感を与えてくれる水菜が無かったので、次は入れてリベンジしたいと思います(笑)
水菜が入っていないので味が濃いめに仕上がったため、今回は一味唐辛子にしたのですが、ゆず胡椒で味変すると、また違った楽しみ方ができそうだなと思いました!
だしでパスタを煮込むので、パスタ1本1本にだしが染みていて、日本人好みの和パスタでした(^-^)
お昼に私用のご飯として作ったのですが、食べていて、これはお吸い物にパスタを入れてのりとバターを入れたらおんなじ風になるのでは?と思い、前日に作って残っていたお吸い物で夕飯に作ってみました(笑)
お吸い物500ml(具は計量しない)にパスタとのりを入れて、汁気が無くなるまで火にかけたら、バターと味を見て醤油を足したら、具入りのノリノリパスタができちゃいました!
夫はお吸い物のリメイクとは全く気付かず、作り方を教えたら驚いていました(笑)
「だしと醤油であっさりしているけれど、バターのコクで美味しかった」と言ってもらえました!
偏食の長女も、嫌がることなく食べました!
パスタは食べないこともあるのですが、これは和食に近く、のりも大好きなので食べやすかったようです♪
■まとめ
今回はシャンソン歌手で料理愛好家の平野レミさんの理念や料理についてご紹介しました。
毎日の料理は美味しく食べたいけれど、毎度毎度メニューを考えたり品数を作るのは大変ですし、そもそも子育て世代や、共働きで忙しい人にとっては、かえって料理がプレッシャーに感じてしまいますよね…
平野レミさんのレシピは、簡単で美味しいものが多いです。
平野レミさんは、
「時間とお金をかけて美味しい料理をつくるのが、 “シェフ”。なんとか時間とお金をかけないで、美味しい料理をつくるのが、 “シュフ”」
と言っています。
毎度の食事、毎日時間とお金をかけて作るのは大変なので、平野レミさんのようにシンプルだけど美味しい料理を作れたら、気が楽になると思いませんか?
料理を作る時間を短くしたい!
料理ばかりに時間が割けない!
という人は、平野レミさんの簡単レシピに挑戦してみてはいかがでしょうか。
ただ、平野レミさんのレシピは今回の「ノリノリパスタ」のように、お野菜やタンパク質が足りないメニューもあるので、野菜やお肉をちょい足ししてアレンジすると栄養バランスがよくなりますよ。
平野レミさんさんのレシピに野菜やお肉などのたんぱく質を手軽に足して作るには冷凍食品を作って冷凍するのがオススメです。
私の紹介している手作り冷凍食品の作り方はこちら
野菜・キノコ類
肉類
魚類
平野レミさんのレシピに汁物を足せば簡単に一汁一菜の献立が作れます
土井善晴さんの一汁一菜の理念紹介はこちら
料理に関するお悩みやご相談がありましたら下記のページからお気軽にどうぞ。
ずぼら料理研究家のtekowanekoが、全力でアドバイスさせていただきます。
ご相談はこちら
コメント